白馬村カブトムシ

1ぴきもいない。

先週のことでした。ガイド中に1匹も取れませんでした。

シーズン1回あるかないかの事件です。

まず ご参加されたお客様には不快な思いをさせてしまいまして

大変申し訳ございませんでした。

 ガイドの進め方として、晴れている時は陽の当たらないポイントへ行ったり。

涼しい時にはこうゆう場所へなど、ポイント選びにはいろいろな工夫をしてすごく慎重にやっています。

ピンセットで隙間にいる虫や無茶苦茶高いところの虫も探します。

でもいくら下見をしても探し方を工夫してきても、100%努力したとは胸を張っては言えません。

見つからないその時居ないというのは、僕らにとってもどうしてだろうと次の発見に大きく繋がるチャンスとも言える時です。

もう一回終わった後にその場所にガイドで行って、どこに隠れてたんだとか、一人のインストラクターが探し方のテクニックを知らなかったのか

を見直します。 そうだったのかーと 発見が必ずあります。 またそしてこれからの甲虫発見率を上げるためにつながっていきます。

下のカブトムシは再度回った時に木の高いところにいたカブトムシ♂。 

白馬村カブトムシ
標高の高いところにいるカブトムシは夜行性ではないのも多い。

でも このガイドの内容の9割以上は「どうやって辿り着くか」のレクチャーです。

もし残念だけど見つからなかった時は 「よし教えてもらった方法で探しに行こう」とまた野山へ繰り出してください。

そこから 本当の家族の想い出ができます。

私たちは これからも試行錯誤して頑張ります。みんなで楽しい昆虫との対話を想い出にしていきましょう。

ネバーギブアップ。

ミヤマクワガタが出てきました。

7月13日のデイガイド 10日ぶりくらいの晴れで気温もいい感じでしたが、地面の水蒸気が蒸していて昆虫全体の動きが悪かったので、

心配していましたがミヤマクワガタ♂を発見。 ご家族全員で信じられない様子でした。

カブトムシの♂も発見。気温も低いのが続いていたのでカブトムシはまだ出てないかと思っていたら、居ました。

自然で自分で発見した感動はみんなに伝わってグーッと熱いものが感じられます。

見つけた時 興奮しすぎて危ない時があるので慎重に。

そしてナイトガイド、なんと大きなミヤマクワガタ参上。いきなりえらいことになってきました。

ええ顔してますね。 暗闇と自前のライトと。最初の質問コーナーでも頭で想像をめぐらせて答えていてくれていた。

そして現場では。

毎年来ていただくU様という方が今年も来ていただいていました。そのU様親子は年々捕獲のテクニックや観察眼がUPされていて

なんとこのミヤマクワガタもその方が発見していただいた虫だそうです。 お客様とガイドのチームワークが光りますね。

元より 毎年ご参加いただきましてありがとうございます。

まだ出てきたばっかりのいい感じでいて形も男らしい体格。

この日も朝から北川インストラクターは下見を頑張ってしてくれていて、こうやってなんとかいい虫にたどり着いた。

いつもありがとうございます。

さあ今年の夏休みも頑張って行こ〜。

よろしくお願いします。

青木湖 大町市の景観地区です。

観天望気と天気予報と希望的観測

旅行は天気が良いのが一番です。

そうはうまくは行きません。 自然はなる様にしかならない天気予報を見ても思いのままの天気にはならない。

「うちの主人は雨男です」とか「この子がいると晴れるんです。」とか幸せな会話がいつも飛び交う。

天気を占い、いい日でありたいお気持ちがいっぱいなんですね。

3日まえにカヌーがあった時の青木湖の写真、晴れてて良かったですが、暑かったです。

暑い時は湖の木陰に休みながらゆっくり移動して行きます。

まだ夏休みまえでしたがキャンプしながらカヌーをされている方が多かったです。

お昼からは今度から散策する森歩きの道を探しに山の中へ行きました。

なかなか本当に良い場所はないものです。 木陰は少しは涼しいです。

いよいよ夏休み間近。

天気予報が優れませんのでお悩みの方が多い様です。

ガイド当日にもし雨が降った場合は↓の様なことで少しでも安全に雨が当たらないように工夫します。

① 夕立があったとしても通り抜けて行きます。落ち着いてまつ。

②焦らず雨のうちはガイドセンターの中で虫取りの勉強をして知識をつける。

スライドが終わった時には星空が見えているということが良くあります。 

ですがもし雷が鳴っていたり危ない場合は中断したり、雨の遮れる場所へ移動します。

ガイドインストラクターも天気予報を基本的に見て判断します。雨雲レーダーで大雨避けたり、実際のところガイド中や

③そ観天望気(その時の空や雲か風の様子で)どの場所が

天気が悪くなるか? いつまでいい天気なの推測することです。

少しは不安定な天気でもアウトドアの遊びは楽しいものです。

何をおいても安全第一です。台風や雷は避けたいですね。

さてさて

こちらは姫川源流の流れ出しの写真、雨が上がり光が入ると綺麗な情景です。

クワガタやカブトムシはどんな天気が好きでしょうか?

岩魚もヤマメは日光は好きでしょうか? 

色々な天気も安全第一で楽しまれるのも良いご旅行では無いでしょうか?

白馬村自然遊び

そこにいる予感 

少し早めの夏休みをと親子で白馬村へ。

自然を満喫されたいとのご希望で クワガタカブト採集から渓流散策そして水生昆虫を探索という2日間の

特別メニュー開催。 1日目のナイトガイドは肌寒く長袖ジャケットでもひんやり、そんな中でスジクワガタのメス 大きめのコクワガタを発見。

大きめの方は写真の彼が急に木の横で足を止めて いるよぉ〜と大声で発見。 ビックっりした。

自分も目が覚めてないのか、少年のサーチ力には負ける。

いる気がしたら見たらいた。とサラッと言った。

次の日は渓流散策と毛鉤で渓流釣り 

雨もおさまり いい感じの水量で爽やかな沢だった。

ここはハクバサンショウウオ(白馬村指定の天然記念物)がごくたまにいるよと軽くいった。

嘘ではない、かなりの偶然の確率で発見する。 

お父さんと釣りをしていると、少年は「あ〜うおうお〜」と叫んだ↓

滅多といない生物を石を動かしたりしながら、見事に発見。 いるかもと伝えて、期待だけさせてしまったかなかと反省していて

あーと思っていたのに、なんと雄叫びを森に響かせた。観察ケースに入れて確認してもちろんリリースしました。なんともかよわい触り心地で

静かな沢にしかいないのもよくわかる。 それにしてもすごいそして↓も、。

沢を下ってパッと石の上にいたそうです。大人jは誰も気づかない。

そしてお昼からも少し林に行ったり水生昆虫を観察へ。

相変わらず、集中力は途切れず イモリやコオイムシなど多数の小さなゲンゴロウが発見観察できました。

少年はこの2日間 どの生き物も現場で逃すということがすごく偉かった。

写真を撮って 気なるのは動画も撮影、そしてリリースする。

素晴らしい。 

くたくたな青年と写真を撮ってさよならをしました。

またおいでな。 おとうさんも撮影や色々なお気遣いを有難うございました。

ありいがとうございます。 一生の想い出です。

青木湖カナディアンカヌー

青木湖 独占カヌー

2024年6月22日 梅雨に入る前のひと時、カナディアンカヌーツアーにご参加いただきました。

曇り空でしたが、水の色や森の緑がシブい感じで雰囲気が良い日でした。

写真のお二人が自然を満喫するための旅行。

いつも話しすぎる私も少し控えめでおこないました。

鳥のさえずり。

カヌーが水を切っていく音。

ゆっくりとした時間に自分は必要がなかったかもしれません。

風もなくベスト。

カヌーは少しフラフラしてますが、いい感じです。

また よかったら来てください。

ありがとうございます。

白馬岩魚 楠川 松川 姫川 

釣り仲間と青春旅行

遠方よりお仲間とフライフィッシング旅行へ。

釣りの楽しみを全て熟知されていて、自分のアドバイスも効き目薄い程の

上級者。 何はともあれ集中力と釣りの安定感がいい感じでした。

そして2日間に渡りフライフィッシング旅行へお越しいただきました。

大雨から一週間で急に水温が下がり1日目は魚の活性が極端に下がっていて

自分もびっくりした。 全く反応がなくお客様も唖然とされた。

そんな中で

1日目は助っ人の海彦がガイドが来てくれました。

(海彦は小五の頃からヤマニーカワニーの一員のガイドです。)

1匹がなかなか出ない、

結局、水温の少し高いところへ行き、2ひきの岩魚とフライへのアタックは数度あり。

1日目は終了。移動の時間も釣りの話を隙間なく盛り上がりました。

フライを巻くことや、キャスティング、合わせなど。。。。細部に渡っていつも研究熱心な

方でした。 自分もガイドながらこういった意見交換がたまらなく好きだ。

海彦も脳汁が出ましたといっていた。

2日目は水量の多い松川へ、水温が9度で1時間ほどで退散。

その後は上流部へ移動して 4匹ほど釣りました。

ロングリーダーシステムという、ナチュラルに毛鉤を流す仕掛けのスタイルのお客様は

狭いところでも全部そのシステムで攻略されていて、フライっていいなーとつくづく感じました。

一番印象的だったのは『みんなフライフィッシグをすれば良いのに』と話されていたことです。

自然の世界に出かけられるし、仲間との交流も楽しいしと最高の趣味で生きがいだと。

よろしければまた来年もお越しください。至らぬ点が多々ありましたが、毎年少しずつグレードアップ目指してます。

今回はありがとうございました。

姫川源流からの自然のメッセージ

私はロマンチストではありません。

人間以外の動植物は言語がありません。話せません。

鳴いたり、匂いでマーキングがメッセージが限界です。

生きづらい環境では死んでいきます。

植物や草は伸びたり、風で揺れたりします。 環境が悪くなると枯れます。

自然は生死でメッセージや環境のバランスを隣り合わせにある生態系にメッセージを送っています。

姫川源流の側にはこの写真の様な自然地形の環境が残っています。

生き物は住みたいところに生きて、水はその間を通っていく

見ていて自然そのものの風景です。(真ん中の看板は除く)

想像を膨らませれば水に垂れた草の下に魚も隠れることができるし陽も遮られ

夕方になるとサギや鴨が来てドジョウや田んぼのオタマジャクシを狙いにくる。

その鳥を狙う狐や狸もくる。

残すためには人間の力も必要で、その前にこの自然の必要性の理解がないと力は生まれません。

いつまでも残って欲しいです。

2024年ゴールデンウイーク フライフィッシング

ゴールデンウイークは天気も良く気持ちの良い日が多く、皆さん自然を満喫できたのではないでしょうか?

5月3日で釣り人も多くポイントの脇にも2台の車がありましたが、様子を見ながらポイントへ入渓。

お二人の友達同士で3回目のご参加をいただきました。

お一人は日本人でもう一人はシンガポールの方です。

ドライフライで釣るのが好きな方で、道具も装備もしっかりされていて、

アツイ気持ちのお二人のガイドで私も自然と力が入ります。

かなり歩いて山の上なので、昨年の秋の落葉も目立つ感じです。水温は9度

冷たいからドライに出てくれるかと心配しながら。

最初は慣らし運転でキャストと流し方を調整して、いざ本番で上流の開きの岩の手前で迷いもなくフライを食ってくれました。

喜ぶお客様。ホッとする自分。自分も釣るぞと意気込むもう一人のお客様(AKI)

小さいけど結構ファイトが激しく元気な岩魚。

AKIも釣れたので、全員ホッとする。

しぶとく水深もある水量が溜まっている場所を重点的に何度も何度も流してふわふわ。

またまた元気の良い岩魚が飛び出しました。 

おそらく朝から2組ほど別のかたが入られていた感じでしたが、時間も午後で逆にラッキーだった様子。

帰り道でお客様から頂いた。都会のナチュラルローソンで販売している

エナジーバー  釣りの行く時は携帯の補助食があると集中力も体力も回復しますよね。

最後は少しライズがあった姫川へ移動して夕方の風に吹かれて終わりました。

仲間とのフライフィッシングの旅行はいいですよね。

またお待ちしています。 英語はカタコトですがガイドはできます。(I can speak little english.)

ご参加をありがとうございました。

山菜ツアー

自然いきいき。

あっという間に新緑が若葉になってきて、森や林がざわめいている。

自然を歩きながら、その時ある山菜を取る。わらびがたくさんあった。

シダになる蕨は成長が著しく早い。

あくぬきが面倒だけど、木の灰を入れてアクを抜く。

重曹だと柔らかくなりすぎる。

酢味噌あえにすると美味しい、ノカンゾウ。

沸騰した湯で5分以上茹でないと、なかなか芯があって

噛みきれない、しなやかな割に熱に強い植物だ。

立派なスギナです。煎じるのか食べたことないけど。

生えているたたずまいが綺麗ですね。

今日も半日自然の下見で満足です。

ありがとう。

ビーズヘッドニンフ

フライフィッシングが

先週に白馬村の渓流を歩いて魚を探りにうろうろしましたが、まだ水温が10度前後で魚はおとなしい感じでした。

ですがサイズの良いのは浅瀬に出ていて仲間は調子良く釣っていた。

ゴールデンウィーク明けのフライフィッシングのガイドもそう簡単には釣らせてくれないでしょう。

ドライフライで表層を狙うというよりは手堅く沈めてつる釣りもマスターしていただいて

沈黙した岩魚を釣る術を知っていただこうとも思います。

逆に沈めるフライをニンフとかウエットフライと言いますが、実はなかなか皆さんされようとはしません。

私も最初はそういった思考があったのですが、白馬村や小谷村の水温や気候ではそうもいってられません。

釣るためにできることを試すという安直なスタイルがないと楽しくないからです。

上の写真の毛針はビーズヘッドニンフという種類ですが、これもベーシックなフライですが

ただ流せば釣れるというものでなくてその時の魚の活性に合わせて釣ります。

そんなこんなで、毎日フライを巻いています。

渓流も気になるし、本流の大きなトラウトも気になる、海にも行かないと。

毎日 頭の中は楽しさでいっぱい。

安曇野の自然

幼虫で越冬するチョウ

2024年4月27日 少し時間があったので1時間ほど自然散策。 安曇野なので新緑も進んでいて気持ち良い。

野鳥もオオルリやビタキが飛んでいて産卵のムードが漂っていた。

タチツボスミレ(すみれとしか知らなかった)

杉林とセットに咲く ヤマブキ。日本の情緒的な森を感じます。

こんな山道を歩いて、昆虫の姿はあまり見れず、下山。

白馬村では見かけない、カラーだったから駆け寄ると、

ミヤマセセリチョウだった。セセリだけど開いてとまる習性。

前回のヤマキチョウは成虫で越冬する。 ミヤマセセリはなんと幼虫で越冬する。

流石に白馬村では見たことないわけだ。 

自分は仕事という名目で自然歩きが好きなんですが、皆さんも観光スポットから少し離れた自然を楽しまれると世界が広がります。

ワクワク感ありますよ。