長野県に移住して20年が経とうとしています。
信州の自然がいいと感じたあの日。確かにその時なりにはいいと感じたはず。でも今あの時よりも自然の良さが身にしみてきます。 空気の良さ、景色と四季の移り変わり、あの時の何倍もいいと感じられる自分がいます。
したの写真は昨日のカナディアンカヌーの青木湖の紅葉の写真です。 カヌーや色々なことをしなくても見ていてそこにいるだけでも自然の良さはカラダに入ってきます。
僕はこの良さに気づくのが遅かった方だと思います。
いつも仕事のことばかり考えていて、綺麗な山も綺麗な空気も何かの片手間に味わっていたのかもわかりません。 そんなに仕事してないといつも言われますが、頭の中は仕事でいっぱいです。
この秋色々な事が重なり、仕事から二カ月間ほぼ完全に離れ頭も空っぽになりました。ほんと何もしないで自然とむきあって、たとえ10分でも1時間でも自然を感じたり。 数分何もしないでいることが不安になる事もあるのですが、自然の色、匂い、感触、雰囲気、落ち葉の音、鳥の声。。。 身を置いてみると、なんともいえない自然の良さを感じました。 そこにたたずむ事が外なのに自分の家の様にも感じる落ち着いた感覚でした。
20年前にはいくらたたずんでも、こういった感触は受けなかったでしょう。
たまにすーっと吹いてくる冷たい風。
パラパラと落ちる落ち葉。
風が止まるとシーンとなる。
遠くまで見渡すと、雲が流れている。
何もしないで自然に向き合って、何もしない日々を
過ごそう。
あ! 明日は子供の音楽発表会だった。